長崎県はハウスビワの全国シェア9割を占め、生産量日本一を誇る。JA全農ながさきによると現在、県内では約130人がビワを栽培。今シーズンは県内で約200トンの出荷量を見込む。出荷は5月下旬ごろまで続き、主に関東と関西の市場に出荷する。
佐世保市のビワ農家、朝永大貴さん(27)は2棟のハウスで「長崎早生」と「はるたより」の2品種を生産。非常に繊細なビワは、少しの傷で実が変色してしまう為、収穫から出荷までに「3度しか触らない」という。
多い日は1日で約7000個を収穫する日もある。
朝永さんは「2、3月に天候不良が続き心配だったが、品質の良いものが出来た。たくさんの人に味わってほしい」と笑顔で話す。
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