日本農業新聞で2021年10月から22年10月まで連載した小説「ロールキャベツ」が加筆修正の上、徳間書店から31日に刊行された。森沢明夫さんが描く大学生「チェアリング部」の仲間たちの友情と成長の物語を描いている。
地方の大学に通い、やりたいことが見つからずもんもんとした日々を送っていた主人公が、椅子一つで自然を味わう「チェアリング」と出合ったことで人生の彩りを取り戻す物語。連載中は「仲間5人の明るさ、優しさに引き付けられ、心が癒やされる」と読者の声が寄せられた。
四六判413ページ、1900円(税別)。