兵庫県は、網を使ってシカを一度に大量に捕獲できる組み立て式のわな装置を開発した。建設用の鉄パイプで大枠の基礎を築き、天井部分にワイヤで網をつり上げ、監視用のテレビモニターで確認、遠隔操作で網を落として捕まえる。これまでの試験では最大で、17頭が捕獲できた。新年度予算案で1865万円を要求し、4月から県内の市町村に20基を貸し出し、2000頭をこの装置で捕獲する計画だ。
県森林動物研究センターと県立工業技術センターが開発した。シカを一度にたくさん捕獲する装置としては、既に固定式の囲いわながある。ただ、両センターが考案した装置は、組み立てと取り外しが簡単。このため、1台の装置をシカが出る場所に応じて移動することができる。
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長崎県の中村法道知事は5日、農水省で郡司彰副大臣と会談し、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防の排水門開門調査について「地元の考え方として(開門は)避けていただきたい」と述べ、反対する考えを伝えた。知事によると、郡司副大臣は「白紙の状態で検討するので、あらためて地元の説明をお願いしたい」と回答したという。
この問題をめぐっては今後、与党3党の国会議員による検討チームが協議を行う予定にしている。知事は「本県からも(国会議員が)参加するということなので地元の事情をしっかり説明してもらえればと思う」と述べた。
津市で2009年度のシカ捕獲頭数が例年の3倍を超える1393頭に増えたことが、4日までに分かった。市が同年度当初予算で、猟友会への委託料などを前年度比3倍の3000万円余りに大幅増額したため。10年度当初予算案では、さらに27%多い4181万円を計上。津市農業最大の敵となったシカに反撃を仕掛ける。
同市は、08年度から11年度までの鳥獣害防止計画を策定。シカや猿を捕獲した猟友会へ捕獲頭数に応じ補助金を交付するなどして、農作物被害額の約2割軽減を目指す。
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岩手県林業技術センターは、松くい虫被害に強い赤松を育成した。生存率が8割と、在来種よりも大幅に向上したのが特徴。昨年11月、県北部の盛岡市でマツノザイセンチュウの侵入が確認されたこともあり、今後の被害拡大を防ぐためにも、種子の生産拡大を急いでいる。
松くい虫被害は、マツノマダラカミキリが松に飛来した際、カミキリに寄生していたマツノザイセンチュウが松に侵入、松を枯らす。このため、マツノマダラカミキリの防除とともに、マツノザイセンチュウに強い松の育成も不可欠だ。
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会議室の天井でミニトマトが実り、応接室の傍らでレタスやホウレンソウが葉を伸ばす。人材派遣会社大手のパソナグループは2日、ビル内で野菜や米を育てる設備を整えた新本社ビル(東京都千代田区)を公開した。1階の入り口には横15メートル、縦5メートルの簡易田んぼを設置。人工の光を使って室内で栽培した米や青果物は、同社の社員食堂の食材として活用する。
自然と共生をテーマに、環境省の補助事業を活用し、1年かけて改装。3月までに新本社ビルに移転した。1800人の社員が働くビルでは、1階から9階の至る所で、約200種類の野菜を育てる植物工場が稼働し、田んぼでは年3回の収穫を予定している。同社の南部靖之代表は「農業とエコ、健康の融合だ。植物と一緒に仕事をすることで社員はストレスをためず、業績アップにつながる。食育の場でもある」と狙いを話す。
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