地域のお年寄りを元気にしよう――。東京都三宅村の女性たちで組織する(株)三宅ハート会は、同村坪田地区に直売所と食堂を併設した施設を造り、お年寄りが気軽に集まれる場所を提供する。できる限り島内産の素材を使った手作りメニューを展開。自宅でもおいしく食事をしてもらおうと、お年寄り好みの総菜を食べ切れるように少量ずつ販売するなど、心身ともに豊かな暮らしをするための手助けをしている。
同会は2000年の三宅島噴火を受け、全島避難をしていた04年に島民の女性ら20人で設立した。村のお年寄りたちが避難先で寂しい思いをしていることを知り、交流の場を提供する話が持ち上がった。
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高校生も宮崎の畜産農家の復興を応援しています――。全国391高校が加盟する日本学校農業クラブ連盟は、宮崎県で発生した口蹄(こうてい)疫の被害を受けた農家を応援するために、クラブ員が作成したメッセージカードと義援金を贈る。同県では27日にも「終息宣言」が出される予定だが、これから本格的な復興に向けて、奮起する農家へ全国の農高生がエールを送る。
メッセージカードには「大変な心労だと思いますが頑張ってください」などと書き込まれたものや、ワスレナグサの種を同封したものなど約1200枚。どれも畜産農家を勇気づけるものばかり。同連盟の宮崎県連盟が、今月中に各農家に届ける予定だ。
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花は人の心を和ませてくれる。それならば、地域を花で飾れば、犯罪は減るのではないか――。こんな発想で取り組んでいる大阪市港区の市民グループに地元の警察署などが協力、街頭犯罪件数を減らすなど安全な町づくりで成果を挙げている。
「地元の人たちが協力して花を植えることで、地域のコミュニケーションが増えた。港区内の自転車の窃盗や車上狙いなど2009年の街頭犯罪数が前年に比べ3割減った」と話すのは、大阪府警察第2方面本部の北野正信副本部長。大阪市24区の中で最大の減少率だという。3月まで港署長として1年半を過ごした。
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20年後の担い手になってほしいと、愛媛県のJAおちいまばり直売所「さいさいきて屋」が始めた食農教室「saisaiKIDS倶楽部(さいさいきっずくらぶ)」が地域の期待を集めている。取り組みを始めて4年目を迎えたが、2年、3年と続けて参加する子どもたちも多い。
クラブはJA管内の小学生を対象に年8回、直売所敷地内の農園で、田植えや生きもの調査、稲刈りなどをする。JAだけでなく、県や市の職員、農家が先生役を務め、地域ぐるみで運営する。
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全国の公立小学校が教科横断の体験活動などに活用している「総合的な学習の時間」の時間数が、文部科学省の方針で来年度までに大幅に削られるため、この時間を使って農業学習に力を入れてきた学校が、内容を簡略化するケースが相次いでいる。“先生役”の農家やJA職員が学校とかかわる機会も減っており、関係者は「農業を伝える貴重な機会が失われていく」と複雑な心境を打ち明ける。
米どころの富山県小矢部市。市立大谷小学校の5年生はこれまで、週3時間の「総合的な学習の時間」のほぼすべてを、地域の基幹産業である米の学習に充ててきた。核家族化で、農業に触れる機会がない子どもが増える中、授業で関心を高める狙いがある。
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