【いしかわ】水稲の「コシヒカリ」の先祖で約150年前に金沢市大場町(旧大場村)で発見された品種「大場坊主(おおばぼうず)」の栽培が、今年から地域の農事組合法人に受け継がれている。発見者で、篤農家の西川長右衛門翁の顕彰碑前でこのほど関係者が故人を供養し、地域を象徴する郷土の米として守り伝えていこうと誓いを新たにした。
同村史によると、「大場坊主」は西川翁が1853年に田の見回り中に発見したとされる。その150年後の記念として2003年に地域の湖南公民館が、あらためて県農業総合研究センターから種もみを譲り受け、学童の農業体験による栽培を再開。
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中国四国農政局などは10、11の両日、大豆作りの先進的な取り組みや栽培技術を情報交換する現地検討会を広島県内で開いた。大豆「サチユタカ」よりも高たんぱく質で加工適性のある「四国1号」など優良系統の紹介や、条間が30センチの狭畦(きょうけい)密植栽培に取り組む農事組合法人などを視察。参加者らは、大豆の安定生産につながる最新技術を学んだ。
農研機構・近畿中国四国農業研究センターの岡部昭典大豆育種研究近中四サブチーム長が、新品種の育成状況を説明した。「四国1号」のほか、分枝閉鎖型で密植に適した「四国2号」や、外観品質が良く、みそ加工に最適な「四国3号」などを紹介した。
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滋賀県農業技術振興センターが開発した、水稲の育苗箱を活用してトマトを養液栽培する技術が注目を集めている。水稲苗を移植した後の育苗箱やハウスが有効利用でき、低コストで導入できるためだ。県内の複数農家で導入が進んでいる。
技術の愛称は「苗箱らく楽培地耕」。育苗箱を2段重ねにした簡単な構造だ。下段の箱に培養液をためるプラスチックフィルムを敷き、上段の箱に培地となるもみ殻くん炭を約5リットル入れて重ねる。それをハウスに並べ、上段の箱の真ん中に液肥を供給する点滴チューブを敷設し、中苗を定植する。
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北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの荒木肇教授らの研究チームは、ホワイトアスパラガスの根株を雪室で初冬から夏まで長期保存し、夏に伏せ込み栽培する研究に成功した。これまで難しかった夏場にも生産でき、ホワイトアスパラの周年栽培が可能になる。地元ホテルと連携し、高級食材としてブランド化を狙う。
研究チームは北海道夕張市で、建設会社の建成産業(岩見沢市)とホテルを経営する夕張リゾート(夕張市)と共同で取り組む。これまでの伏せ込み栽培は11月に根株を掘り上げ、遮光した温床で冬に生産する。研究チームによると、根株を夏まで長期保存する試験は世界的にも例がないという。
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【かごしま】農研機構・野菜茶業研究所は6日、一番茶だけでなく、二、三番茶も製茶品質に優れ、収量も多い茶の新品種「さえあかり」を育成したと発表した。耐病性にも優れ、炭そ病と輪斑病の両方に強い。鹿児島県枕崎市の枕崎茶業研究拠点が育成した。静岡県以南の温暖地から暖地の広い地域で栽培が可能で、主力品種の「やぶきた」に代わる品種として普及が期待される。
「さえあかり」は、「Z1」(たまみどりの実生選抜)を母親に、「さえみどり」を交配し、その後代から選抜した。
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