これから、よろしく頼むね――。口蹄(こうてい)疫ウイルスの増殖を防ぐためワクチン接種後に70頭の牛を全頭殺処分した、宮崎県西都市の和牛繁殖農家の川越伸一さん(40)が29日、JA高千穂地区が開いたせりで2頭の子牛を購入、経営再開に踏み出した。農場の安全性を確認後、9月下旬には、空っぽの牛舎に新しい“家族”がやってくる。
殺処分の前日にも、川越さんの牛舎では1頭の子牛が誕生した。「24時間も生きられんかった。少しでも長く触れちょりたくて、殺処分の場所までひざに載せて車で運んだとですよ」と、つらい体験を振り返る。
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北海道のJAふらのは、従来品より価格を下げたJA独自の肥料を販売し、生産者のコスト減に結び付けている。リン酸、カリの配合を下げたBB肥料(粒状配合肥料)と化成肥料で、小麦や野菜、テンサイなどJA管内の主要品目に対応。2年前に肥料価格高騰をきっかけに発売し、取扱量は毎年拡大している。
同JAは、肥料高騰以前から独自に土壌分析を実施。データの積み重ねから、リン酸とカリが土壌に蓄積し、過剰にある傾向が分かり、この2要素を減らした肥料を開発した。
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宮崎県で口蹄(こうてい)疫の発生が確認されてから4カ月余り。29万頭に及ぶ家畜を処分する大惨事となった口蹄疫問題は27日、ようやく「終息宣言」を迎える。家畜を失った農家は心に深い傷を負ったが、それぞれの思いで再出発に向けたスタートラインに立とうとしている。
「これから、また出直しだ」。2007年の全国和牛能力共進会で宮崎牛を日本一に押し上げ、伝説とまで言われた種雄牛「安平」を育てた宮崎市佐土原町の和牛繁殖農家、永野正純さん(61)と妻のカズエさん(59)。安平の母「きよふく」の記念碑を前に、殺処分された牛たちに手を合わせ、再起を誓う。
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農水省は24日、同省の政策について評価をまとめる政策評価第三者委員会を開き、農政にかかわる長期的な数値目標の案を示した。新規就農者は2015年度までに年間1万5000人とし、08年度実績から1000人増やす。特に39歳以下の増加を目指す。林野・水産を除く農業分野だけで80以上の目標を掲げた。
政策評価は毎年度行っている。今年度は、3月に閣議決定した食料・農業・農村基本計画に基づいて、新たな長期目標を定める。11年度の短期目標案も示した。
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愛媛県西条市丹原町の観光農園、四季彩農園は“収穫お手伝いさん”というユニークな制度を取り入れている。消費者に収穫を手伝ってもらい、収穫した農産物の一部をプレゼントする仕組み。農家にとって人手が足らずに収穫できなかった農産物のロスが大幅に減り、手伝う消費者も「収穫する楽しみを体験でき、農産物をお土産にもらえる」と好評だ。
この仕組みはブルーベリーの収穫期に台風が来たことがきっかけで生まれた。両親とともに同農園を経営する山崎郁美さん(26)が「愛情込めて育てたものを収穫できずに落としてしまうのはもったいない」と、2年前から始めた。
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