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ハクサイ新品種「いがむらさき」本格出荷 販路広げ産地化めざす/三重・伊賀市【東海】
掲載日:10-01-10
三重県などが育成した紫色でハクサイに似た新野菜「いがむらさき」の本格的な出荷が今年度から始まった。伊賀市の(社)大山田農林業公社が生産・販売する。漬物のほか、地元の旅館などで地域ならではの料理として提供。珍しい色を売りにして販路を広げ、特産化を目指す。
「いがむらさき」は、同県農業研究所と伊賀市の育種家、同公社の3者が、日野菜とハクサイを交配して育成した。品種登録上はハクサイの新品種で、昨年品種登録の出願公表がされた。
半結球でハクサイよりしゃきしゃきした食感が特徴。色が鮮やかで漬物に向く。12月〜翌年1月にかけて、1玉800グラム程度で収穫する。
今年は同公社が30アール栽培し2〜3トンの収穫を見込むほか、市内の農家も約8アールで栽培する。販売先はほとんどが「伊賀菜」の名前で販売する漬物用。今年度は、県内でラーメンの具材や鍋料理にも使われ、販路が広がりつつある。価格はハクサイの数倍となる1キロ250円程度で取引する。
着色を濃くする栽培管理も研究中。生育初期は害虫対策として不織布をかぶせるが、はがす時期が遅いと一気に低温に当たるため、生育障害が出て色が付かないことがある。今後、害虫対策の効果と調整しながら最適な取り外し時期を探る。
同公社の三苫悟事務局長は「料理法も含め多くの人に知ってもらい、将来的には地域の農家にも栽培を広め、特産に育てたい」と期待する。













