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産地便り
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地元の“民宿”支援 地域と共存共栄 互いに利用し合い元気に/富山・JA氷見市【北陸】
掲載日:10-02-14

 富山県のJA氷見市は、地元の民宿の利用を促そうと、視察に訪れた人に民宿の利用を条件にして受け入れたり、職員に民宿利用券を配ったりしている。「地域との共存共栄」を目指す同JAの川上修組合長が発案し、始めた試み。「お返しに」とJAのハトムギ茶を購入し、宿泊者にサービスで提供する民宿も出てくるなど、地域内で好循環が生まれている。

 JAが「地消地産」に取り組み始めた4、5年前、川上組合長は「(地消地産は)農産物だけでなく、あらゆる面で取り組もう」と職員に提案。事務用品などの資材を購入する場合には地元業者を優先して扱うほか、地域の重要産業の一つである民宿の支援も始めた。

 ハトムギの生産からハトムギ茶の製造販売までを一貫して手掛けるJA氷見市の子会社、(株)JAアグリひみには、今や全国各地から視察が訪れる。そこで相手先に、市内の民宿で料理を食べるか、宿泊してもらえるようお願いするようにした。昨年度受け入れた視察者は約50団体、600人に上る。

 そのほか、職員の福利厚生の一環として毎年2000円分の民宿利用券を配布して、食事や宿泊を推進。さらにその年の業績に応じて、各部署が年末に民宿で懇親会を開くための、利用券なども配り後押しした。

 氷見市観光協会によると、市内の民宿(旅館・ホテル含む)はここ数年減少傾向で、現在約50件。受け入れた民宿の一つ、「城山」のおかみ、佐伯三美子さんは「紹介してもらったり、直接職員の人に利用してもらえるのはありがたい」と喜ぶ。「城山」では、宿泊客にハトムギ茶のペットボトル飲料をJAから購入し、宿泊客にサービス。「お互い利用し合って、地域が元気になれば」と話す。


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