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春取りアスパラ トンネル栽培で早出し 4月中に出荷販売有利に/長野・JAあづみ【甲信越】
掲載日:10-03-06

 長野県のJAあづみは、春取りアスパラガスの早出しで農家所得を高めようと、トンネル被覆を農家に呼び掛けている。昨年の試験では3月からの被覆で収穫が2週間ほど早まり、単価向上にもつながった。

 JAはアスパラガスの総面積23ヘクタールのうち3ヘクタールのトンネル栽培を計画し、出荷期間の拡大にもつなげる考えだ。

 昨年の試験では、2種類の被覆資材(製品名=らくらくシート、シルバーポリトウ)で比較した。3月20日に被覆し、萌芽は「らくらく」区が4月8日、「ポリトウ」区は9日、4月22日時点の収穫本数は10株当たり共に42本だった。露地の発芽は4月18日で22日時点の収穫はゼロだった。トンネル区は2週間程度収穫が早まり、萌芽(ほうが)がそろい、太物率が向上した。

 市場の平均販売単価は、L級100グラム束が4月末まで150円以上で推移。しかし5月に入ると4日時点で148円、11日で111円、15日で96円と4月中の販売の有利さを裏付けた。JA三郷地域営農センターの青柳安定主任は「早期収穫出荷が有利販売につながる。積極的に被覆栽培を進めたい」と話す。

 ただ、早期収穫は凍霜害への対策が必要。「らくらく」に比べ価格が倍近いが防霜効果の高い「ポリトウ」の活用など、資材の適切な使い方も指導する方針。県やJA県グループは、アスパラガス生産振興プロジェクトを展開しており、ほかのJAでも被覆栽培の取り組みが始まっている。


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