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「つゆひかり」栽培拡大へ 茶価回復の起爆剤に 県外からも引き合い/静岡・御前崎市【東海】
掲載日:10-03-10
エメラルドグリーンの水色でさわやかな味の茶「つゆひかり」の栽培が、静岡県御前崎市で拡大している。農家と茶商でつくる「御前崎つゆひかり普及会」が栽培を呼び掛け、2009年で3.3ヘクタールを栽培。今シーズンは1万6500本(目安で約80アール分)を定植する予定だ。県外茶商の引き合いも強く、販売との連携が生産拡大につながっている。
「つゆひかり」は県が育成した早生品種。水色が鮮やかな緑色で香りが良く、「やぶきた」よりも多収性を持つ。県内でも摘採が早い同市では、早生種の栽培は強みになるという。
売れる茶を作ってほしいと茶商が要望し、2001年から新品種の栽培を始め、茶商と農家らが普及会を結成。現在は13戸と2法人、5つの茶商が会員となって栽培から販売まで行う。
「消費者のほしいものを農家に伝えながら、色や味、香りにこだわって生産・製造・販売をしてきた」と御前崎茶商組合の中山啓司組合長。茶商の意見を反映して茶を生産することが、きちんと買い支えるもとになっているという。
普及会は、東京などで消費者に販促をし「つゆひかり」のニーズを確かめている。鮮やかな水色や口当たりが消費者の関心を引いて売れ行きは好調。北海道の小売店など県外からの取引の要望も多い。
今シーズンは、消費者向けに、茶摘みと和菓子を、御前崎市の園地で楽しんでもらう企画や、市内でこの品種を販売する茶小売店を回ってもらう「つゆひかりカフェ」のイベントも計画する。
同会の会長で生産農家の河原崎功さんは「消費者の声や茶商の意見が生産の励みになる。御前崎の『つゆひかり』をお茶のボジョレ・ヌーボーとして認知してもらい、新しい茶のファンをつくりたい」と話す。












