梅林は約300ヘクタールにおよそ10万本。JAはぐくみみさと梅部会に所属する農家ら約200戸が栽培する。関東平野を背景に梅林が広がる景色が楽しめる。
梅の品種は、6割が梅酒や梅干し用の「白加賀」。他に小ぶりの「織姫」や「甲州」など。他の品種の花粉が受粉しないと実がならないため、多品種が植えてある。
実の収穫は5月から6月にかけての約1カ月間。「白加賀」など大きな梅は手作業でもぐ。小梅は、機械で木を揺らし、落として収穫する。
部会長の中里明義さん(69)は「白加賀は食感が優れる。種が小さくて果肉が多いのも特徴」と説明する。
同県伊勢崎市から花を見に訪れた岩崎拓哉さん(26)は「きれいに咲いていて感動した。春の訪れを感じた」と、明るい調子で話した。
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